(1)クラシックコンサートの拍手のタイミング
クラシックコンサートで一番分かりづらいのが拍手のタイミングですよね。
クラシックの場合、曲の切れ目だけでなく、 楽章の切れ目もあり、
どこで拍手すればいいのか迷うものです。
しかし、演奏者や指揮者を見ているとなんとなくタイミングは分かるものです。
一番確実なのは、曲が終ると今まで真剣な顔をして演奏していた指揮者や演奏者が
にこやかになり、おじぎをしたときに拍手をすることです。
慣れないうちは、まわりに合わせて拍手をすればいいと思います。
(2)ホール内では飲食するべからず
演奏中に飴やお菓子を食べる行為は、絶対にやってはいけません。
音を出さないように細心の注意を払ったつもりでも、
飴の包み紙の音や、食べるときの音は、遠くまで聴こえます。
また、匂いも雰囲気を壊します。
飴一つでも、確実に白い目で見られますので気をつけましょう。
(3)クラシックコンサートの服装
クラシックコンサートだからといって、スーツやドレスで行かなければならないという
ルールもマナーもありません。
ましてや、正装で会場に来る人は、あまりいません。
ただし、逆にTシャツにジーンズといったカジュアルすぎるのも、どうかと思います。
ちょっと小奇麗な格好で十分と思います。
もし、小奇麗な格好が分からない、もしくは持っていないというのであれば、
スーツやワンピースで行かれるのが無難でしょう。
(4)きつすぎる香水はNG
2時間程度、同じ席でじっとしているわけで、曲のイメージを膨らませているところに
きつい香水の匂いがしてきたら、どう思います?
たいていの人は、良く思いません。
香水の匂いは、自分では気付かないので、たまに友人などに、きつすぎないか
確認すると良いでしょう。
(5)クラシックが遅刻厳禁である事情
クラシックは、遅刻厳禁と言われています。
遅刻した場合、そう簡単には、入場できません。
入場できても、すぐには席に行けない場合の方が多いです。
最悪な場合、最後まで一番後ろや指定の場所で聴くことになります。
これは、演奏中の扉の開閉による『雑音』を防ぐためと、
扉付近のお客さんに対する配慮です。
コンサートホールは小さな音も一番後ろのお客さんに聞こえるように、
とても響くよう設計されており、天井や壁だけでなく床も反響の役目を持っています。
そのため、足音も非常によく響きます。
また、クラシックコンサートの苦情で、遅刻者への配慮が多いそうです。
聴いているにとっては、遅刻者は雑音でしかないのです。
時間に余裕を持って入場しましょう。
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